2009-07-08

感動! でも“布哇”って読める? 〜聴かずに死ねるか!《第十一話》〜

柳家喬太郎
“布哇の雪”

とりあえず“布哇”って、何と読むかは置いといて・・・

落語研究会にて、柳家喬太郎がこういう根多で
トリをつとめるとは思わなかった。
ご本人も高座で「大丈夫か?!」なんて言ってましたが・・・

古典もいいけど、師匠のこういった創作落語もいいもんです。
好き嫌いがあるようですが、
登場人物のキャラクター設定が面白いです。
そして、その描写が素晴らしい噺です。

スタートから大爆笑。
今時の女性の細かい描写、
頑固(を装っている)祖父の細かい描写・・・
このギャップやギリギリの駄洒落などなど、
粋を、いや、息をつかせぬテンポで
クライマックスへ向かっていきます。

で、はっきり言って泣けます。
笑いで泣けて、ラストは感動で泣けます。
涙腺ゆるい方は、ハンカチ必須噺でした。

もう、熱演・感動、としか言いようがない高座を堪能しました。

当日は喬太郎の前に高座に上がった柳家三三(ろくろ首)も、
すっごく良かったんですけどね。
マクラで、当日ならではの
「○○○ってどう書くのか初めて知りました」などの振りもキイていて、
会場は大ウケだったのですが、
ぜーんぶ、喬太郎がもっていっちゃいました。

あ、“布哇”の読み方が分かったから、
感動したってぇワケじゃぁありませんよ。




「ま、ゆっくり呑みながら、何て読むか思い出しましょうか」

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