親子といっても“子別れ”とか“真田小僧”とか
“親子酒”とか“親子茶屋”じゃぁありません。
金原亭馬生(十代目)
“目黒のさんま”
そもそも、金原亭馬生(十代目)を初めて聴いたのが“目黒のさんま”。
しかも、とある出張時、機内の全日空寄席にて。
しかも、イヤホンを耳に突っ込んだ時には殿様はもう馬上の人。
だもんで・・・
「えっ? 志ん生の“目黒のさんま”か?!」とびっくり。
いやー機長な、いや貴重な音源じゃん、と思いつつ聴いていくと、
「ん、志ん生の音源にしては聴き取りやすいなー」
で、サゲの後のアナウンスで、金原亭馬生(十代目)と分かった。
まぁ、これも勿論貴重な音源なんだけどね。
貫禄、の“目黒のさんま”であり、
今までになく笑えた“目黒のさんま”でした。
勿論、到着までに、もっかい聴きましたよ。
音源のみということは、噺家の仕草や表情が見えないんですが、
各シーンが自然と頭に浮かんでくる、
そんな一席でした。
志ん朝(三代目)と比べると、
志ん生にそっくりな印象なんです、馬生(十代目)の方が。
勿論、音源だけでのハナシですが。
親子って、似てくるところは様々なんでしょうが、
馬生(十代目)も志ん朝(三代目)も、
大酒呑みなとこは志ん生そっくりだったそうですが、
二人とも長寿なとこは似なかったようで、残念です。
親子って、そんなモンなんでしょうか。
現在、馬生(十代目)よりも志ん朝(三代目)の方が、
評価が高いようですが、
お二人とも、生で聴きたかったなぁ、と思うわけであります。
「晩酌は手酌に限る!(やせ我慢・・・)」
0 件のコメント:
コメントを投稿