2009-12-25

落語におけるサンプリング 〜聴かずに死ねるか!《第十二話》〜

五街道雲助
“芝浜”

年末ですなぁ。
やっぱりコレ、高座にかかりますよね。

今まで実際に高座やDVDなどで、
古今亭志ん生
春風亭小朝
立川談志
柳家権太楼
などの“芝浜”を体験してきたが、
雲助版は斬新な“芝浜”という印象でした。

なんつったって、おかみさんがCOOL。
「おまいさん」とか「おまえさん」とか言うところを
「おまえ」だもんね。

ラストは泣かせに入らない泣かせの演出。
しかも、おかみさんご懐妊。

んー、こりゃぁいい“芝浜”を体験できたなぁ・・・

しかし、一番のお気に入り場面は、
当日の客層を考慮してか、
“風呂敷”のサンプリングが入ってたところ。

ま、当然掛け取りの場面なんだけど、
「あれっ? もしや・・・」と思っているうちに、
“風呂敷”のサゲ場面にすり替わって、
でもスムーズに“芝浜”に戻って行く、と。

こういうのって、知ってる客は思わず心の中で、
「やりやがったな畜生めぇ」と毒づきながらも、
顔はニンマリ、になってしまいます。

心憎い演出というだけでなく、
それが分かった自分を褒めてあげたいんですなぁ。
単純なモンです、好き者って。

おかげで、良い年越しができそうな心持ちになりましたが・・・




「夢になってもいいから、呑んじゃおうか」

2009-12-11

呑まずに死ねるか!《五本目》


ダルマ正宗 二十年古酒


久しぶりの酒話ですが・・・

二十年古酒です。


これ、いいです。

特に、ぬる燗が。


どんな味わいなの?


マデラワインのような紹興酒のような感じ、

と言えば分かりやすいか。

(蔵元さんもそう言ってるし)

でも、もっと“スルッ”としてます。

バランスも良い。


ホント、旨い! です。


他にも古酒を出してる蔵元さんもあるので、

興味を持った方、是非お試しを。

二十年を出してるのは、

この白木恒助商店ぐらいかもしれないけど。


ところで・・・

古酒とえいば、ぬる燗が一番だと思ってます。


でも・・・

古酒を出している蔵元さん自信が、

「お燗して呑んで」っつてるのに、

「当店では冷やしてしかご提供できません」などと言い切る

酒を知らない飲食店が多い。

しかも、そういう事言う店って以外と有名店だったりするから、

客はみ〜〜〜んな、そう思い込んでしまう。


なんでもかんでも冷やして出せばいいっつーのは、

いいかげんヤメにしてくれよ、と思う。



余談:またキタ。ラッキーヱビス。

   今年の春から既に四本目・・・

   なんかあるのかな、マジで・・・




おもひおくことはないゆふべの鍋の残ぽろぽろ


今夜も湯豆腐だね。

2009-12-02

エリーゼのために・・・


LOTUS Eliseである。
ベタなタイトルですまん・・・

知人の愛車です。
乗せてもらいました(助手席に)。

こういう車は、やっぱり運転する車ですね。
今時、とても貴重な車だと思う。
“走る”ということに、極限までこだわった造り。
ハンドルには殆ど“遊び”が無いようだ。
勿論、トランスミッションはマニュアル。

車重は1t切ってます。
フェイズ1のモデルだと750kgぐらいらしい。
もう、エアコンって何? カーステって何? ってぐらい、
走る事以外の要素は排除しているらしい。
ま、オプションで色々付けられるんだけど・・・

ミッドシップ特有の加速感、安定感。
でも助手席までもが狭!
2シーターだけど、実質は1人乗りってぐらいの車内。

でもイイんですよ。
次の機会には運転させてもらおう、
と心でつぶやいてみたひと時だった。

こういうモノは、
世の中から無くなってほしくないもんです。

Eliseのためにダイエットしてるエンスーは、
果たしてどれぐらいいるんだろうか・・・

2009-11-09

ナマnikki

ナマ日記、ではない。
念のため。

某日、歌舞伎座に行ってきた。
初めての歌舞伎座。
来年四月一杯で、その生涯を終える事になっている、
あの歌舞伎座。

でも、観たのは歌舞伎ではない。
jazz。
しかも30分ぐらいだけ。

観たのは“Nikki Yanofsky”。
観れてよかった。
抽選に当たらなければ入場できないイベントだったし。
(単に、当たったという自慢)

いやはや、すげぇな。
これで15歳なの? と自分でも思いつつ、
やたらと“天才少女”を喧伝する人が多いのには参った。

まぁ自分でも入口に、その年齢でこりゃすげぇ、
というのがあったのは否めないが、
もうボチボチ年齢は語らずともいいよ、と。

それだけのレベルに彼女はいると思うし。
個人的には、多少押さえて表現する歌唱方を
自分のモノにしたら、また凄くなるよなぁと感じた。

アンコールでの“Over the Rainbow”、良いんだけど、
後半絡んでくるゲストは不要だったよなぁ。
ま、イベントの柱を考えると
出さないワケにはいかないのだろうけど。

なので、ちょっとした抵抗もあって、
トリのお方は観ないで呑みにイッてしまった。



あ、“姉日記”という日活ロマンポルノの名作があったのを
思い出した。

2009-10-30

またしても、キテしまったけど・・・


本当に、何百本に一本なのだろうか、
ラッキーヱビス。

ここ半年ぐらいで、既に三本目である。
だいたい50〜60本に一本で入っている勘定になる。

それとも、もうこれで一生分なのか。

それとも、すっごくツイてるということなのか。

それとも・・・